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認知科学の入門書はこれ!ニッチな分野認知科学の入門書をご紹介します

認知科学を志す方に認知科学のおすすめ入門書をご紹介します。

 

筆者は某大でこの分野を専門に勉強・研究しているため、かなりニッチな分野ですがおすすめの入門書をご紹介できます。

 

では見ていきましょう。

 

 

認知科学の概要を掴む

 

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認知科学はもともと発達心理学などの分野から想起された新しい学問分野で、今日では情報学や脳科学に歩み寄ってより近未来的な実験心理学を追求しているイメージです。

 

私の研究分野ではサルを使ったり、時にVR装置を用いた実験を考察しますが、そうしたより理系的でテクノロジーや脳科学に歩み寄った新しい心理学(認知心理学)と思っておいてください。

 

認知科学の歴史や概要を学ぶなら心と脳 認知科学入門 (岩波新書) [ 安西祐一郎 ]が真っ先に浮かびますね。

 

新書ですが内容は重厚で程度が高い。

 

認知科学分野のパイオニアのひとり、慶應義塾大学元塾長の安西祐一郎先生の書籍だけあり、認知科学分野の人間なら誰しもが耳にしたことがある本だと思います。

 

認知科学の歴史から概要を学び、また脳についての記事までしっかりと書かれている点でおすすめです。

 

院試から研究への基礎知識まで。認知科学の教科書はこれだ

 

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認知科学分野で旧帝大レベルの院試(特に京大・名大など)まで考えている方には認知心理学 (New liberal arts selection) [ 箱田裕司 ]が良いでしょう。

 

市販の認知科学書籍が圧倒的に少ないとは言え、この書籍はその中でも最も分かりやすく網羅的な認知科学の教科書です。

 

ヒルガードの心理学第16版 [ アーネスト・R.ヒルガード ]のような超重厚な心理学書籍は効率が悪い、と考えている方で特に認知科学分野に興味があるならばこの本で間違いないです。

 

一方で、院試で心理学全般を問われる方はヒルガードの心理学第16版 [ アーネスト・R.ヒルガード ]を素直に勉強しておきましょう。

 

かなり苦しいですが、心理学研究の奥深さを考えたらヒルガードの心理学の読破はやむを得ないです。

 

まとめ

認知科学分野の書籍は本当に少ないです。そんな限りある書籍の中でも最も優れた書籍を2冊ご紹介しました。

 

とはいえ、京大(人間環境)と名大(認知)以外は認知科学分野の院試でも心理学一般を問われる大学が多いと記憶しておりますので、素直にヒルガードの心理学を読んでおくのが吉かもしれませんね。